SHERLOCK Wiki
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BBC制作海外ドラマ「SHERLOCK」のシーズン2の第3話。

あらすじ

シャーロックは盗まれた名画を取り戻し、世間の脚光を浴びる。その後も次々に事件を解決して、シャーロックの名声は世間に知れ渡る。そんな折、英国で最も警戒が厳しい場所であるはずのロンドン塔、イングランド銀行、ペントンビル刑務所の警備システムが同時に破られ、モリアーティが何も盗まずに故意に逮捕される。

モリアーティの裁判に、シャーロックは鑑定人として召致される。裁判所で、シャーロックはキティ・ライリーという新聞記者に取材を受けるが、彼は彼女を馬鹿にして取材を断る。裁判が始まるが、モリアーティは反論もせず、シャーロックは裁判中の態度のせいで法廷侮辱罪で牢屋に入れられてしまう。裁判が進み、陪審員たちはモリアーティについて無罪と評決を下す。

シャーロックの待つ221Bにモリアーティが訪れる。シャーロックは、モリアーティが陪審員たちの泊まっていたホテルのケーブルTVを使って、彼らを脅迫していたと指摘する。シャーロックはモリアーティの侵入の目的が盗みではなく、どこにでも侵入できるプログラムの披露で、裁判を利用していたのだったと見抜く。

2か月後。ワトソンマイクロフトの待つディオゲネス・クラブに連れてこられる。マイクロフトはキティがシャーロックの暴露記事を発表するという新聞を読んでいた。そして、彼はワトソンに221Bの近辺に殺し屋たちが住んでいると告げ、シャーロックを守れと頼む。

ワトソンが221Bに戻ると、レストレードサリーがいた。彼らはシャーロックにアメリカ大使の2人の子供の誘拐事件の調査依頼に来ていた。シャーロックたちは調査のために、子供たちが誘拐された現場である寄宿学校を訪れる。シャーロックは事件の首謀者がモリアーティだと考え、聖バーソロミュー病院でモリーと手掛かりを調査する。シャーロックは手掛かりから、子供たちが捕らわれている場所が廃工場だと推理し、無事に子供を救出する。しかし、シャーロックが助けた子供に話を聞こうとすると、シャーロックを見た子供が悲鳴をあげる。不審に思ったサリーとアンダーソンは、シャーロックが誘拐犯で自作自演ではないかとレストレードに訴える。

シャーロックはタクシーで221Bに戻るが、運転手はモリアーティだった。驚くシャーロックが車にひかれそうになるのを、男が助ける。だが、その男がシャーロックと握手をしようとすると、銃で撃たれてしまう。死んだ男はマイクロフトの言っていた殺し屋の一人だった。シャーロックは殺し屋たちが、彼の命が狙いではないと推理する。

レストレードはシャーロックに署への同行を求めるが、彼は断る。シャーロックは自分への疑惑は全てモリアーティの仕組んだ罠だと答える。レストレードは警視正にシャーロックのことを報告すると、警視正が逮捕状を出す。シャーロックとワトソンは逮捕されるが、シャーロックが銃を奪ってワトソンと一緒に逃走する。2人は殺し屋が見張っているのに気づく。シャーロックは彼を脅して、殺し屋たちの目的がモリアーティーのプログラムで、それがシャーロックの部屋に隠されていると知る。モリアーティはシャーロックが犯罪者の仲間だと誤解されるように、プログラムを彼の部屋に隠したのだった。

キティの部屋に忍び込むシャーロックとワトソン。シャーロックはキティに記事の情報源を尋ねていると、そこにモリアーティが現れる。しかし、キティは彼がモリアーティではなく、シャーロックが雇ってモリアーティを演じさせたリチャード・ブルックという俳優だと言うのだった。

困惑するワトソンを残して、シャーロックはモリーのもとを訪れる。シャーロックは彼女に、自分は死ぬので助けて欲しいと頼む。一方、ワトソンはマイクロフトのもとで、マイクロフトはモリアーティからプログラムの話を聞くために、シャーロックの半生を教えていたと聞かされる。

聖バーソロミュー病院に集まる、シャーロックとワトソン。プログラムを見つけようと考えを巡らすが、その時、ワトソンにハドソン夫人が銃で撃たれたと電話が入る。シャーロックは気にもかけず、ワトソンは一人で病院に向かう。すると、シャーロックにモリアーティからメッセージが入る。

モリアーティが待つ聖バーソロミュー病院の屋上に、シャーロックが現れる。そこで、シャーロックは、モリアーティがシャーロックの家に来た時にプログラムを指で2進法のリズムに変換することで、自分の記憶に刷り込んでいたんだと伝える。しかし、モリアーティはプログラムは本当は存在せず、侵入できたのも内部の協力者のおかげだったと答える。モリアーティの全ての目的はシャーロックを追い詰め、ペテン師として自殺させることだったのだ。

モリアーティはシャーロックが飛び降り自殺をしないと、ワトソン、ハドソン夫人レストレードを殺すと脅す。3人の殺害命令を中止させる方法が、モリアーティにあるはずと考えるシャーロック。モリアーティはそれすらもさせまいと、銃で自殺してしまう。3人を助けるため、決意したシャーロック。彼は病院に戻ってきたワトソンに電話で、新聞記事が全て正しいと伝えるとワトソンの目の前で、屋上から飛び降りる。

ワトソンが飛び降りたシャーロックに近寄ろうとすると、彼は自転車にぶつかって意識を朦朧とする。何とかシャーロックのもとにたどり着くが、近くにいた医者にシャーロックの死体が運ばれてしまう。シャーロックが自殺したことで、3人を狙っていた殺し屋は手を引く。

ワトソンとシャーロックがシャーロックの墓を訪れ、悲しみに暮れる。そこには、遠くで彼らを見つめるシャーロックが立っているのだった。

このエピソードに登場する人物

このエピソードの考察

ライヘンバッハ・ヒーロー<考察>を参照。

このエピソードに登場する場所

このエピソードに出てくる場所。

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